私は楽天市場を利用し始めた頃、楽天カードを作らずに手持ちのクレジットカードで支払いを行っていました。特に不便はなかったものの、楽天市場の利用頻度が増えるにつれ、楽天カードを持っている場合とどれくらい差があるのかが気になり、実際に計算してみました。
この記事では、楽天カードなしの場合のポイントの付き方、楽天カードの有無で生まれる獲得ポイントの差、そして楽天カードを検討する価値があるのはどのような場合かを、順番に紹介します。
楽天カードがなくても楽天市場の利用は可能
楽天市場では、楽天カードを持っていなくても、問題なく買い物ができます。
基本的にはどの店舗でも、他社クレジットカード・コンビニ払い・銀行振込・代金引換などの支払い方法が選べるため、楽天市場を利用するために新たな決済手段を取り入れなければならない、ということはありません。
ポイントについても、楽天会員としてログインして買い物をすれば、お買い物通常ポイントとして税抜100円につき1ポイントが付きます。これはカードの有無に関係なく、楽天市場から付与されるポイントです。
出典:楽天カード「楽天市場での購入に対し獲得できるポイントについて知りたい」 https://support.rakuten-card.jp/faq/show/189229
楽天カードの有無で獲得ポイントに差が出る仕組み
楽天カードの有無でどれくらい差がつくかは、楽天カードで支払ったときに加算される分の大きさによって変わります。
ここでは、楽天市場で楽天カードを利用した際に加算される2種類のポイント、それぞれの対象範囲と上限、そして条件を満たすとさらに増える特典について順番に紹介します。
楽天カード利用で加算される主なポイントの種類
楽天市場での買い物を楽天カードで支払うと、買い物で得られる通常ポイントのほかに、2種類のポイントが加算されます。
一つは、カードの利用額に対して楽天カードから付く「カード利用通常ポイント」の+1倍分です。これは楽天市場に限らず楽天カードの利用に付くポイントで、楽天市場での買い物もその対象になります。
もう一つは、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たしたことで付く「SPU特典分」の+1倍分です。SPUは、楽天の対象サービスを利用すると楽天市場での買い物のポイント倍率が上がる常設のプログラムで、楽天カードでの支払いもその対象の一つになっています。
公式ページでは、この2種類を合わせて「楽天カード利用でポイント+2倍」と案内されています。
目安として金額に置き換えると、1,000円の買い物を楽天カード以外の方法で支払った場合、獲得できるのは楽天市場のお買い物通常ポイントとしての10ポイントです。
この支払いに楽天カードを利用した場合、お買い物通常ポイントとしての10ポイント、カード利用通常ポイントが10ポイント、そしてSPU特典分が10ポイント加算され、合計で30ポイント獲得できる見込みとなります。
このほかにも、特定の日付にエントリーによってさらに倍率が加算される「5と0のつく日」などのキャンペーンもあります。
出典:楽天カード「5と0のつく日はエントリー&楽天カードご利用でポイント+3倍でポイント4倍」 https://event.rakuten.co.jp/card/pointday/
2種類のポイントの対象範囲と上限
加算される2種類は、ポイントの対象となる金額の範囲も、受け取れるポイントの上限も異なります。
カード利用通常ポイントは、消費税や送料を含む支払額が対象です。月間の獲得上限はなく、買った金額に応じてそのまま加算されます。
一方SPU特典分は、消費税・送料・ラッピング料を除いた金額が対象です。付与されるのは税抜100円につき1ポイントで、一般の楽天カードでは月1,000ポイントが上限とされており、利用期限付きのポイントとなります。
出典:楽天カード「SPU(スーパーポイントアッププログラム) 楽天カードご利用で+2倍」 https://www.rakuten-card.co.jp/campaign/rakuten-card/point-up/
年間ポイント差のシミュレーション
楽天カードの有無で生まれる差を、実際の金額に換算して見てみましょう。比べるのは楽天市場で付く楽天ポイントのうち、楽天カードで支払うと常に加算される+2倍分です。
年間の利用額を4パターンに分けて、カードなし・ありそれぞれで付くポイントと差を円換算(1ポイント=1円)したものが下記の表です。
| 年間の利用額 | カードなしでも獲得できるポイント | カードありで獲得できるポイント | 差 |
| 60,000円 | 600ポイント | 1,800ポイント | 1,200ポイント |
| 120,000円 | 1,200ポイント | 3,600ポイント | 2,400ポイント |
| 250,000円 | 2,500ポイント | 7,500ポイント | 5,000ポイント |
| 360,000円 | 3,600ポイント | 10,800ポイント | 7,200ポイント |
この試算はあくまで目安です。ポイントの種類によって消費税や送料が計算から除かれるため、実際の付与額は表の数値と多少前後します。
表から読み取れるのは、差の大きさが利用額にほぼ比例するという点です。利用額が小さければ、楽天カードの有無による差も小さく収まります。
ただし、この表は楽天ポイントだけを数えたものです。いま他社のクレジットカードで支払っている場合、そのカードで獲得しているポイントもあることでしょう。
そのため、ここで示した「差」が、「=得する分」とは言い切れません。
実際に私の利用額で計算した結果
私の場合、毎月コンスタントに買うというより、楽天スーパーセールのときにまとめ買いをするスタイルです。1回のセールでの購入額はだいたい6万円ほどで、セール以外の買い物も足すと、年間ではおよそ25万円という計算になりました。
年間25万円の利用を楽天カードで支払う場合と楽天以外のカードで支払う場合の獲得ポイントの差は、約5,000ポイント。しかも、キャンペーン等を併用すれば、さらに加算が期待できるポイントです。
「年間で5,000ポイント獲得」を多いとみるか少ないとみるかは、それぞれの状況によって異なるでしょう。
私の場合は「普段の必要な買い物だけで、これだけのポイントがつくなら、作ったほうが得かもしれない」と思い、楽天カードの申し込みを決めました。
楽天カードを検討してみてほしい人
楽天カードの利用を特に検討してみて欲しいのは、楽天市場での年間利用額が大きい人です。
楽天市場での支払いを楽天カードにするだけで、カード利用分とSPU特典分として、税抜100円あたりおよそ2ポイントが加算されます。買い物の金額が増えるほど、この分が積み上がっていきます。
逆に、楽天市場の利用が年に数回程度であれば、差は小さく収まります。クレジットカードを1枚増やせば、申し込みの手続きに加えて、管理する明細も増えることになるため、差が小さいうちは無理に作る必要はないでしょう。
まとめ
楽天カードがなくても、楽天市場での買い物はできますし、楽天会員としてログインして買い物すれば、通常ポイントも付与されます。
一方、楽天カードを持っていて、楽天市場での買い物にそのカードを使った場合は、支払い方法を変えるだけで付与されるポイントが増えます。加えて、楽天カードでの支払いが条件になっているキャンペーンへの参加もできるようになります。
受け取るポイントにどれくらい違いが出るかは、楽天市場での年間の利用額や、参加するキャンペーン次第です。利用額が大きいほど楽天カードを利用した場合としなかった場合の違いも大きくなり、年に数回程度の利用であれば差は小さく収まります。
まずは自分が楽天市場で年間いくらくらい使っているかを確かめた上で、楽天市場での買い物の頻度が高い場合や、利用する金額が大きい場合には、楽天カードの申し込みを検討してみてもいいかもしれません。